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MILANO‘S REVIEW

MILANO‘S REVIEW

『危ない修学旅行』シリーズ

『危ない修学旅行』シリーズ

原作は、斑鳩サハラさんの小説です。

『凶悪な』(ほどカワイイ)須藤 泉君は、一応、身長180センチの立派な男の子
なんですけど、幼稚園時代の暗い傷??をひきずっていてちょっと人間嫌い気味。

高校2年になって、そんな彼に近づいたのが、
188センチの美形、ロン毛も麗しい『ですます調』で喋る(斑鳩作品のお約束。笑)瀬川伶司
185センチの肉体も男らしいのに、兄が経営しているゲイバーでは売れっ子でもある沢渡章吾
のふたり。

実は、幼稚園時代に、愛しさ故にまとわりついていたのが瀬川なのでした。
おかげで、気の弱い泉は、『僕は苛められてるんだ~~』
と、それ以来、高校生の今まで、人間不信におちいり、ロクに友達もないのです。
せっかくカワイイのに。

沢渡も、そんな泉のことを、幼稚園時代から
『守ってやらないと』
と思って、いろいろ気を使ったりしていたらしいのですが
当の泉はそんなこと、てんで気付かずに
家庭の事情で転園してしまったのでした。
『この幼稚園では、誰かにいじめられていやだった』という記憶だけを残して。

泉の転園に2人は大ショックだったらしいです。
好きな子をいじりすぎて(いじらせ過ぎて)嫌われてしまった
というのは、2人にとっても幼稚園時代の暗いトラウマとなってしまっているのでした。
(ホントかい???それにしては今度もけっこう強引だぞ)。


いや~~~188センチの麗しい強引なロン毛の美形って~~~~設定が
斑鳩ワールドだな~~と思いますね。CDでは、『塩沢』さんがやってらっしょるバージョンと、子安さんがやってらっしゃるバージョンがあるようです。

そんなデカイ高校生達の
3ピ~~~~~~カップル
が、あ~~~んな事やこ~~~んな事をやってるお話なのですよ。

「…」

はい、
斑鳩ワールド内で、『有り得ない』とか『うそ臭い』は存在しませんからね。
(にっこり)
とってつけたようなキャラクターと、
耽美なようでいて結構鬼畜でドタバタな展開が、持ち味ですからね。

と、いうことで、持ってるじゅんにご紹介です~
(前置きナガッ!!)

■『危ない修学旅行』

キャスト:須藤 泉 (関 智一)
     瀬川 伶司(子安武人)
     沢渡 章吾(三木眞一郎)
     須藤泉の父(山崎たくみ)

(ストーリー)
いつもひとりでいる泉に、高2で同じクラスになった瀬川が声をかけて来た。
それ以来、泉は瀬川と沢渡につきまとわれっぱなし。

保健室で寝ていれば寝顔を見に来るし、
あげくは瀬川に毎日のお弁当まで注文される
(泉のうちは父親の甲斐性がないので貧乏。だから断れなかったのだ~~)

そんな中で学校は修学旅行に突入。

瀬川ってば、泉にキスしたくせに
『本命に振られた』って暗い顔をしたり
取り巻きと抱き合ってみたり、
いったい何を考えているんだ~~~~!!!

(そういう泉だって、告白されたらKISSしてあげてるし~~~
今回は沢渡だけがフツ~~じゃないですか。

ああ、最後に泉を巡って瀬川と戦っているけどね~~
握り合いってアナタ…)


(感想)
喧嘩っ早くてカワイイ泉が初々しいです。

子安さんの瀬川は、どうしても何故かいつもニコニコしてるイメージですけど
『シラジラしい雰囲気』は凄くでているので納得!!!
でも、ベッドの上ではメチャメチャセクシーに攻めているところでは
子安さんのもう一つの本領がちゃんと発揮されています。
ギャグだけの才能じゃなかったのね。良かったネvv

三木さんの沢渡は、酔っ払ってからんでると(仕事用の)オネエ言葉になるのが
すご~~~く上手いです
次回は、そのお仕事ブリと、セクシーなシーンも聴けそうなので
期待してます。

そして、最後が少し本と違っていて
沢渡不利、瀬川のいいように捻じ曲げられているのが
ワガママ瀬川っぽくて笑えますよ。ねっ!

瀬川も言ってます
『それでイイのvv』

■『危ないサマーバケーション』
 

キャスト:須藤 泉 (岩永 哲哉)
     瀬川 伶司(子安武人)
     沢渡 章吾(三木眞一郎)
     須藤パパ (山崎たくみ)
     西園寺 蘭(石野 竜三)
     沢渡 義彰(松本 保典)
     チーフ  (古沢 徹)     

(ストーリー)
一応、瀬川と沢渡とは、友達になった泉

でもでも、この夏、扇風機が二台とも壊れ
アルバイトをして、エアコンを買うことにした。

アルバイト先は、沢渡も働くゲイバー『イゾルデ』(の皿洗い)
そこへやって来た、西園寺蘭(校医にして沢渡の従兄弟)に指名され酔わされ
あげくに襲われそうになった泉
それを助けた沢渡の家に連れて行かれてはい、皆様のご想像通り
食べられてしまいました。

それを瀬川に知られて、お約束通り『お仕置き』。(なんてわかり易いんだ!)

そこへまたまた沢渡が乱入して
『どっちが巧く泉を感じさせられるか』競う事になった。

(感想)
前回よりまた少し、鬼畜度アップしてるようです。
今回は、泉の役が、関智一さんから 岩永哲哉さんに交替しました。
関さんより少し若い感じの泉を、健気に演じてらしゃいます。
いや~~。お疲れさまでした。

ラスト付近で、瀬川が夏風邪をひいた泉を押し倒してるトコロで
本では最後まで行っちゃうんですが
CDでは、三木さんの沢渡が乱入して
「もう時間がないから、バカンスに行くぞ」
と、せかしてます(笑)
(でも、海に行っても人前でパーカーを脱がしてもらえない泉なのでした)

次の感想で頭が一杯で、こっちの感想が平凡だ~~~。
先行こう!!!

■『危ないサマーバケーション』
 

キャスト:須藤 泉 (岩永 哲哉)&(?)&(?)
     瀬川 伶司(子安武人)&(?)
     沢渡 章吾(三木眞一郎)&(?)
     須藤パパ (山崎たくみ)
     西園寺 蘭(石野 竜三)
     沢渡 義彰(松本 保典) 

これはナンですか??
何かのオマケですか???
とにかくメチャクチャ面白い、20分弱のCDです。
スタッフもキャストも、遊んでます。

まず、『危ないサマーバケーション』の最後のシーン
(泉が、『浜辺でパーカーを脱ぐな!』と言われてホテルへ引きずられて行く)
の続き。

なぜか
『配役を変えよう』ということで
誰が『受け』になるか
トランプで決めようとしています。

ポーカーで決めようとすると、泉が
「オレ、友達いなかったから、そんなのわからない!」
と言って泣き、

ババ抜きで沢渡が負けると
「『イゾルデ』でNo.1を誇るこの私が『ババー』なんてーっ!」
と、ヒスを起こしてゲームをチャラにし、

泉が大貧民で負けると
「オレんちだけが貧乏だから、二人してオレを苛めてるんだ」
と泣いて、ゲームをチャラにします。

みんな、演技が過剰で
いちいち面白いです

次にやっと、配役を替えるらしくって
三木=沢渡が「そ!あんたが今度は受け!」とマジに嬉しそう。
子安=瀬川も「はーははっ!」と、素に戻りそうで、ココも笑えます。

役交換で
三木=沢渡が、必死で瀬川役をそれらしく演じているのに
子安=瀬川ってば、須藤の役で「いやだ!」というシーンなのに

『来なさい!沢渡!』(←泉が沢渡役)

とか言っちゃって、自分の姿勢は絶対崩さないの。

死ぬほどおかぴー!

夜中の水無月家に、笑いがこだまするのでした。

三木さんが演技力でがんばってるのに対し、
子安さんってば、地で(もしくは本能で)この

天上天下唯我独尊な男を演じてるじゃないの???と思うのは
私だけではあるまい。

凄いよ子安さん!イイよ!イイ!

なんて色物キャラがうまいんだ!

大好きだよ。


■『危ない幸せ超番外編』

『危ないシリーズ』と『幸せにしてあげますシリース』のパロディCDです。
そのうち、

前半『本当は危なくない危ないシリーズ』

キャスト:須藤 泉 (森川智之)
     瀬川伶司 (塩沢兼人)
     沢渡章吾 (堀内賢雄)
     須藤パパ (結城比呂)
     西園寺蘭 (遊佐浩二)
     沢渡義彰 (松本保典)
     
沢渡家の長男、敬彰さんや、華月院達も、このメンバーでやってます(笑)
『赤頭巾ちゃん』や『7匹の子やギ』ならぬ『一匹の子やギ』を
『危ないシリーズ』らしく演じてらっしゃいます。

私が一番受けたのは、なぜか
泉のマッチ売りの少女に、松本さんが『ハウマッチ?』とダジャレて『サムい』と返される超ショート。
(注:松本さんは、いつも『劇団すごろく』で、座長のオガチャンのダジャレすべりを馬鹿にしてるつか、話の種にしてます。でも、結局影響受けてそうなところがほほえましくて、笑ってしまいました)

子安さんの瀬川も胡散臭くて良かったけど
塩沢さんの瀬川も、大人っぽくて別の味わいがあります。

それに須藤パパなんかは、『泉より若く見える』設定なので
私としては、結城さんの方が、イメージに合ってました。
西園寺蘭ちゃんの遊佐さんも、『甘い声だけど攻め』と言う点ではこっちが好きですね。
松本さんは、両方とも同じでしたね。
も~~愉しんでアドリブしてますね。そのエクボが目に浮かぶヨ!

堀内さんの章吾は、「高校生なんだよね。ハハ。」ですけど
美味しいトコ取りの敬彰さんは、エッチで良かったですね。

後半の『幸せにしてあげます』は
第1章が、松本さんの『鶏から人間になったみどりさんが篠原先生を襲いに行く』
お話。ひとりで一生懸命に弾けてらっしゃるお姿が健気です。

第2章が 『冬臣お兄さんの、密やかな欲望』
 
というタイトルで、
主人公の大澤俊行クン(森川さん)が、
先生の篠原(結城さん)にベタ惚れなのを、
お兄さんの冬臣(塩沢さん)が
「アナタは私のものなんですよ~」と
しつけ直すという、シリアスストーリーでした。

最初は、理解できなくて
「じゃぁ、先生はどうなるのかな?可哀想じゃない?」
とか
心配しそうにもなったのですが

忘れていました
これは斑鳩さんストーリーなのでした。

深く考えてはいけないのでした

(『危ないシリーズ』でも、泉君を自分の物にした後、瀬川はコッソリと
泉に告白してKISSしてもらっていたライバル天羽を自宅に連れ込んで、
ヤッちゃってます!!
なんて奴!
その後は、浮気はしてないらしいですが)

そう考えて、塩沢×森川という、珍しいカップルを愉しませて頂きました~vv

このメンバーで、別の話のCDも出ているので
また探してみるつもりです。


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